24 May 2009
私たちの店にはよく古い仏壇が持ち込まれてきます。お客様の生活環境が変わって、古い仏壇を置くスペースがないので買い換えなければならないなどの理由ですが、それらの仏壇がしっかりした素材をつかってあり、工芸品としても一流の仕上がりだったりすると、なんともいえない寂しい気持ちになります。
仏壇はリサイクルができないので、お焚きあげと言って解体、焼却処分するのですが、よく言われる「魂が抜かれている」というのはちょっと微妙な表現だと思っています。魂はそもそも不滅なはずで、仏壇がどうかなったくらいで一緒に消えたりはしません。不吉な話ですが、災害などで仏壇はもちろん、ご本尊まで失われたとしても、魂は健在なはずで、家を立て直している間も、仏壇やご本尊を新しくしてからも、変わりなく一家を守ってくれているはずです。
日本には昔から九十九神(つくもがみ)という考え方があります。長い間使い続けた道具には魂が宿るというもので、このため全国各地に包丁塚や人形塚などがあり、針供養が行われたりします。私は、長年家族の祈りの対象だった仏壇には、この九十九神がいるような気がしてなりません。もちろんお炊きあげにはそれを供養するという意味もあるのでしょうが。
そこで私は、古い仏壇の一部を、新しい家具調の仏壇の部品として生かすことを考えました。思いついてから、改めて仏壇の構造を調べたり、デザインを考えたりと、思った以上の時間がかかりましたが、「百年仏壇」という名前で、何とか実現することができました。百年とはちょっと短いような気もしますが、現在持ち込まれる古い仏壇はせいぜい数十年経ったものが多く、古い仏壇の命をせめて百年伝えたいという思いを込めました。お店には、このちょっと変わった形の百年仏壇が陳列されています。古いお仏壇をお持ちの方に、一度ご覧いただけたらと思っています。
仏壇はリサイクルができないので、お焚きあげと言って解体、焼却処分するのですが、よく言われる「魂が抜かれている」というのはちょっと微妙な表現だと思っています。魂はそもそも不滅なはずで、仏壇がどうかなったくらいで一緒に消えたりはしません。不吉な話ですが、災害などで仏壇はもちろん、ご本尊まで失われたとしても、魂は健在なはずで、家を立て直している間も、仏壇やご本尊を新しくしてからも、変わりなく一家を守ってくれているはずです。
日本には昔から九十九神(つくもがみ)という考え方があります。長い間使い続けた道具には魂が宿るというもので、このため全国各地に包丁塚や人形塚などがあり、針供養が行われたりします。私は、長年家族の祈りの対象だった仏壇には、この九十九神がいるような気がしてなりません。もちろんお炊きあげにはそれを供養するという意味もあるのでしょうが。
そこで私は、古い仏壇の一部を、新しい家具調の仏壇の部品として生かすことを考えました。思いついてから、改めて仏壇の構造を調べたり、デザインを考えたりと、思った以上の時間がかかりましたが、「百年仏壇」という名前で、何とか実現することができました。百年とはちょっと短いような気もしますが、現在持ち込まれる古い仏壇はせいぜい数十年経ったものが多く、古い仏壇の命をせめて百年伝えたいという思いを込めました。お店には、このちょっと変わった形の百年仏壇が陳列されています。古いお仏壇をお持ちの方に、一度ご覧いただけたらと思っています。
